わたしは、煎餅屋で働きながら、煎餅に関わる何かをできないかを考えていた。
ある日ふと、都内の一番おいしいお煎餅はどこのお煎餅だろうと思った。
まてよ、煎餅屋が選ぶ美味しいお煎餅はどこだ?
「煎餅屋が選ぶ、煎餅総選挙」が頭に浮かんだ。
(その頃、○○総選挙が流行っていた)
そして、それを本にできたら面白いんじゃないかと考えた。
名付けて、
❰東京煎餅総選挙❱
① まず、東京全ての煎餅屋に行き、美味しいと思う煎餅屋を聞き出す。
② 支店がある場合は、本店の1票のみ。
③ 投票権は、店主や煎餅製造に関わる代表者1名
④ 全て集計して一位を決める。
ルールはこんな感じで、まず東京の煎餅屋を調べてみると、、、
う~ん、思ってた以上に煎餅屋の数が多い。
いきなり東京全域ては大変なので、
まずは、住んでいる葛飾区を制覇する事に。
葛飾区だけで60件以上の煎餅屋があった。
そして、伺った煎餅屋にインタビューをして、詳細をInstagramにあげ、集計を取ることにした。
出版に向け、葛飾区のお煎餅屋をまわっていたが、二件目でこんな事を言われた。
「自分の所が一番。」
「他の所には興味が無いからわからない。」
・・・
その後の店舗もそんな感じだった。
考えてみればその通りである。
自分に子供がいるのに、可愛いと思う子は誰ですか?って聞いているのと同じ事。
自分の煎餅を自負するのは当然であり、そんな事もわからずに煎餅屋をまわっていた事に、恥ずかしさを感じた。
失礼にも程がある。
出版を考える前に、すでに答えは出ていたのである。
こうして本を出す考えたは諦めた。
煎餅屋の店主と色々な話をして出版は諦めたが、他の煎餅屋の状況を耳に出来、煎餅への思いは一段と強くなった。
ここで終わるのは勿体ないし、それならこのまま都内にある煎餅屋を回り、煎餅レポしようと決意。
これが、Tokyo -Senbei 物語(Instagramバージョン)の始まりです。
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